バブルがはじけ、それ以来ずっと不景気が続いていました。金利も0金利といわれ、ほとんど金利がつかない状態で、失業者も増え、また震災や海外経済落ち込みの影響も受け、特に中小企業の多くが会社をたたまざるを得ない状況に追い込まれ、失業者も増えました。もちろん中小企業だけではありませんし、不景気が原因ではなく、さまざまな不祥事による倒産もあります。

たとえば、女性の多くが関心がある美容業界です。ここ最近女性の美の向上とともに、ヘアサロンやネイルサロンだけでなく、フェイシャル、痩身、脱毛などを扱うサロンやエステの数も増え続けていたのですが、すべてのところが業績が良いというわけではありません。中でもエステで有名な「ラ・パルレ」の2010年の倒産は記憶にまだ新しいところではないでしょうか。

もともと「ラ・パルレ」は、2002年に、この業界では初となる上場を果たしたのですが、残念ながら上場廃止となりました。今やほかのサロンもたくさん増え続けているので、すでに忘れられた存在としてとらえている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、企業再生事業を行う株式会社スピードパートナーズの支援を受け、事業は商標権を含めて2010年9月に設立された株式会社ビューティーパートナーズに移管され、現在でも営業が続けられています。